男の子の初節句というと、言わずと知れた端午の節句で、これは、五節句の一つとして数えられます。
五が重なることから重五ともいわれているのが男の子の初節句で、古代中国から言い伝えられているものです。
男の子の初節句は、邪気を祓う意味もあり、菖蒲と蓬を玄関につけたり、菖蒲酒を飲んだりします。
中国から武家社会の日本に伝来して以来、男の子の初節句では、菖蒲が尚武へと変化していったのです。
誕生後初めての節句を祝う男の子の初節句は、両家の祖父母も一緒に盛大にお祝いするのが通例です。
男の子の初節句は、まず妻側の実家からお祝いとして、武者飾りとこいのぼりを贈るのが昔からのしきたりになっています。
地域によって違う男の子の初節句ですが、一般的には大体、祖父母や親戚を自宅へ招待して、一緒に昼食をとるというのが普通です。
そして、男の子の初節句のお祝いの料理としては、お赤飯とお吸い物、サラダなどを作ることとされています。
最近では、ちくわにこいのぼり型などもあるので、こうしたものは、男の子の初節句の料理に華を添えることができます。
ちょっとしたアイテムを男の子の初節句の料理のサラダにトッピングすれば、オシャレに演出できます。
男の子の初節句では、まず、仕出し屋にオードブルを注文し、ちまきや柏餅を並べて、盛大に祝います。
しかし、男の子の初節句と言っても、何も特別に頑張りすぎる必要はなく、普通の料理でもかまいません。
特別にこれをしなければならないという決まりは男の子の初節句にはなく、要するに、子供の幸せを願えばいいのです。
兜の前にみんなで並んで記念撮影をし、男の子の初節句には、陣羽織を着せた写真を撮ってあげると思い出に残ります。