つまり、海に散骨する場合、人目のある港などの岸壁から気軽にするということはできません。
海に散骨する場合は、できるだけ、船や飛行機などを利用して、人目のつかない沖合いでしなければなりません。
葬儀社などでも、海に散骨する方法を取り扱っているところは多いですが、この場合、海外での法規制などを参考にして取り決めをしています。
基本的には、葬儀社では、海に散骨する場合、海岸から20km以上沖合いといことを規定しています。
中には、海に散骨と言う方法を個人でする人もいるでしょうが、その場合は、どれくらい沖合いかについては、それほど神経質になる必要はあません。
陸が霞んでみえるくらいの沖合いで、周辺に漁船などがなければ、おおむね、海に散骨しても良いと判断して問題ないでしょう。
散骨を海でする場合、そのまま撒かないことも大事で、海では、遺骨の入った水溶性の紙袋ごとに投じるというのが基本です。
海に遺骨をまく散骨には、色々な方法がありますが、それには、業者が代行するというものがあます。
そして、海に散骨を業者に依頼すれば、あとで写真や証明書を送ってくれるので、とても便利です。
業者に海に散骨を依頼する方法は、基本的に、何組かの家族で船を利用する形になりますが、自身で撒くことができるので安心です。
次に船を貸切って、海に散骨する方法がありますが、これは気軽にできるメリットがありますが、費用がそれだけかかります。
そして、海に散骨する場合、漁場や海上交通の要所は避けなければならないという規定もあります。
また、陸地より3海里以上離れた沖合いで、海に散骨するということが求められます。
海に散骨をする場合には、こうした色々な規定があるので、個人で海洋葬をするというのは、実際は難しいです。
周囲の状況を考えずに、海に散骨すると、船や飛行機の所有者に迷惑をかけることになりかねません。