ただ、ジンクスというのは、験担ぎよりも、より縁起の悪いとされる言い伝えによく使われる傾向があります。
一番、ジンクスでよくあるのは、夜に爪を切ると親の死に目に会えない、というもので、これも1つの験担ぎです。
中には諺のように強い意味を持つジンクスもありますが、これは験担ぎと同様、あまり信憑性はありません。
もちろん、ジンクスや験担ぎが全く信じられないようなものであっても、それらが全て迷信かというと、そうでもありません。
猫が顔を洗う行為は、湿度が高くなることを意味していて、雨が降る確率は実際、高いことから、こうした験担ぎのジンクスは、まんざら迷信ではないのです。
験担ぎはジンクスとして知られていますが、中には本当に役に立つようなものもあるので、馬鹿にはできません。
そうしたことから、多くの人がなんとなく、験担ぎのジンクスに信憑性を抱いてしまうのです。
例えば、単純な験担ぎのジンクスを挙げると、左足から歩くと不幸になるとか、迷ったときは左方向には行かない、などがあります。
しかし、どんな験担ぎのジンクスでも、あまりに囚われすぎると、よくない結果を招きかねません。
スポーツ界では、特に験担ぎのジンクスを気にしている人は多く、多くのアスリートがジンクスを多用しています。
野球のイチローなどは、験担ぎのジンクスを明確にもっていることで知られています。
カレーを毎朝食べ続けていて、昼は必ずピザを食べるというのが、イチローの有名な験担ぎのジンクスです。
人にはそれぞれ独自の験担ぎのジンクスがあり、それはその人自身のものなので、効果があるかどうかは他人にとってはどうでもよいことです。
その人だけしかわからない験担ぎのジンクスは、他の人にとっては関係がないことです。