変額年金保険と税金

変額年金保険というのは、ここ最近人気になっていて、それは国内外の生命保険会社が、積極的に販売しているからです。
ただ、これまで人気のあった、元本保証型の変額年金保険については、衰退傾向になっています。
こうした現象は、金融危機での株価の下落が大きく影響していて、それがそのまま変額年金保険にも直接影響しています。
基本的に、変額年金保険の場合、雑所得とみなされるので、課税扱いとなり、その際、受け取る年金額−必要経費の計算式求められます。
1000万円を変額年金保険で投入した人が、10年間、150万円を年金として受け取る場合は、100万円が元本になり、50万円に税金がかかります。
変額年金保険を一括でもらう場合は、一時所得になり、その場合、税金は50万円の特別控除枠が適用されます。
特別控除後の金額の半分は税金がかからないので、これは一括でもらう変額年金保険の大きなメリットになります。
家族に遺す変額年金保険というのは、積立期間中に万が一のことがあった場合の保険になります。
運用次第では、リスクを伴うのが変額年金保険なのですが、運用期間中に被保険者が死亡した場合、利益と元本が家族に戻されるというメリットがあります。
つまり、自ら変額年金保険を使用しない場合には、その時点で負けることのない運用商品に変わるわけです。

変額年金保険を家族に遺す場合で万一のことが発生した時の税金は、当然ですが、それは相続税の対象になります。
この場合、変額年金保険は、評価方法によって税金は変わってきますが、生命保険という観点から、500万円×法定相続人の人数までは税金はかからず、遺族が受け取れます。
変額年金保険は、万が一の場合、保険金を分割でもらうということもできますが、その時は、20%〜70%の評価範囲になります。
つまり、税金面で考慮していくには、変額年金保険は、魅力的な商品であることが言えます。
客観的に変額年金保険を理解して、自身の運用方針、目的を明確にすれば、税金を節約できるのです。